CLEANUP

実家の片付けは何から始めるか、遺品整理の順番を確認する

実家の片付けは、売却・賃貸・解体のどれを選ぶ場合でも避けて通れない工程です。やみくもに始めると重要書類の紛失や親族間のトラブルにつながるため、貴重品の確保、仕分け、処分の順番で進めます。

公開日: 2026年7月8日 / 更新日: 2026年7月17日

期限の目安

STEP 1

貴重品・重要書類の確保

遺言書、権利証、通帳、保険証券、実印などを先に探して安全な場所へ移します。

STEP 2

残す物と処分する物の仕分け

形見分けの希望を親族に確認し、残す物・譲る物・処分する物に分けます。

STEP 3

処分・清掃

自治体の粗大ごみ・持ち込み処分と業者依頼を組み合わせ、量に応じて進めます。

最初に貴重品と重要書類を探します

片付けを始める前に、相続手続きや不動産売却に必要な書類を確保します。処分してしまうと再発行に時間がかかるものや、再発行できないものがあるためです。

仏壇の引き出し、タンス、金庫、書斎の机など、大事な物をしまいがちな場所から順に確認します。

  • 遺言書・エンディングノート
  • 不動産の権利証(登記識別情報)・固定資産税納税通知書
  • 通帳・キャッシュカード・証券会社からの郵便物
  • 生命保険・火災保険の証券
  • 実印・印鑑登録カード・マイナンバーカード・年金手帳
  • 現金・貴金属・鍵類

仕分けは「残す・譲る・処分」の3つに分けます

思い出の品が多い実家の片付けは、一度にやろうとすると進みません。部屋ごと・種類ごとに区切り、「残す」「親族に譲る(形見分け)」「処分する」の3つに分けていきます。

形見分けは後からトラブルになりやすいため、処分する前に相続人・親族に確認する機会を作っておくと安心です。写真に撮って共有すると、遠方の親族とも確認しやすくなります。

自分で片付けるか、業者に依頼するか

荷物が少なく通える距離であれば、自治体の粗大ごみ収集や清掃センターへの持ち込みを使って自分で進めると費用を抑えられます。

家一軒分の家財がある場合や遠方の場合は、遺品整理業者・不用品回収業者への依頼を検討します。費用は間取り・物量・作業条件(駐車スペース、エレベーターの有無など)で大きく変わるため、複数社から訪問見積もりを取って比較することが重要です。

  • 見積もりは訪問見積もりで、追加料金の条件を書面で確認する
  • 貴重品捜索・仏壇の供養・ハウスクリーニングの範囲を確認する
  • 一般廃棄物の処理は許可を持つ業者・自治体ルートで行われるかを確認する
  • 買取できる物(家電・貴金属・骨董品など)は買取額を差し引けるか聞く

片付けのゴールは「次の工程に渡せる状態」

売却なら査定・内覧ができる状態、解体なら残置物のない状態、賃貸なら修繕に入れる状態が片付けのゴールです。先に売却・解体の相談先を決めておくと、「どこまで片付けるべきか」を逆算できます。

実家・空き家整理ナビでは、残置物の有無や売却・解体の希望を入力すると、片付けを含むTODOリストを無料で作成できます。

よくある質問

Q遺品整理はいつから始めるべきですか?開く

決まった期限はありませんが、相続放棄を検討している場合は財産の処分と評価される行為に注意が必要なため、処分の前に専門家へ確認することをおすすめします。売却や解体の予定がある場合は、見積もりの前に片付けの目処を立てておくと段取りがスムーズです。

Q遺品整理の費用はどれくらいかかりますか?開く

間取り・物量・立地条件によって大きく変わるため、一概には言えません。同じ条件で複数社から訪問見積もりを取り、作業範囲と追加料金の条件を比較して判断することをおすすめします。

Q何を残せばよいかわかりません。開く

まず相続手続き・不動産売却に必要な書類と貴重品を確保し、それ以外は「1年以内に使う予定があるか」「代わりが手に入るか」を基準に判断します。迷う物は写真に残して処分する方法もあります。

本ページは一般的な手続きの目安です。相続関係、財産内容、国外居住、事業、遺言、争いの有無などによって、必要な手続きは変わります。判断に迷う場合は、弁護士・司法書士・税理士などの専門家に確認してください。